受変電設備工事

電力会社より供給された高圧(特別高圧)の電気を、用途に合った電力(電圧)に変える設備を受変電設備と言います。事業所の要求に合わせて、どこまで変圧するかが変わり、それにより設備の種類も決まっていきます。

必要工事種類

トランス更新
トランスオイル交換
高圧遮断機の交換
各種計器類の交換
分電盤(ブレーカー)の交換・増設
接地(アース)の改修
熱対策(換気扇の取付・交換)
錆び対策
小動物(ヘビ・ネズミ)進入対策
高調波対策

受変電設備工事

トランス更新

トランス更新トランス更新

変電の役割をするのがトランスです。トランスとは変圧器のことで、よく電柱に設置されている光景を目にされていると思います。トランスの中には2つのコイルがあり、そのコイルの巻き方によって電圧を変える仕組みになっています。
トランスの技術も進化しており、新しいトランスに更新することで省エネを図れる場合があります。

トランスオイル交換

トランスオイル交換

トランスの中には絶縁油と呼ばれる、電気を通さない特殊な油が入れられています。このトランスオイルは消耗品であり、長年にわたって使用をしていると劣化が起き、漏電の原因になる場合もあります。長い周期になりますが、交換をして安全運用をすることが求められます。

高圧遮断機の交換

高圧遮断機の交換

電気関係の「遮断器」とは、電気回路の故障や異常が起きたときに流れる電流を遮断する器具です。電気の特性上、回路を切ると逆に流れようとする働きが生まれますが、これをそのままにしておくと火花が発生し、火災の原因になることがあります。これを抑えるのが遮断器です。

分電盤(ブレーカー)の交換・増設

分電盤(ブレーカー)の交換・増設分電盤(ブレーカー)の交換・増設

引き込みによって得られた電気は受変電設備を通して各所に送られます。

電気の分配や漏電事故の防止など、電気を安全に使用するための設備が分電盤です。

分電盤が故障をした場合は修理が必要となります。また、新たな場所に電気を送りたい際は、分電盤の増設をして対処することが必要です。

接地(アース)の改修

接地(アース)の改修接地(アース)の改修

地面に打ち込んだ金属棒を通して、電気の逃げ道を作ってあげることを「接地(アース)」と言います。電気設備が不具合を起こした場合、その電気の逃げ道が必要になります。この時に人を通して電気が逃げることを感電と言います。アースがしっかりと設置されていれば、多くの電気はアースを経て逃げるため、感電することはほぼありません。安全のために大切な部分と言えます。

熱対策(換気扇の取付・交換)

熱対策(換気扇の取付・交換)熱対策(換気扇の取付・交換)

受変電設備の中では受電する全ての電気が通り、設備内を通る途中で若干のエネルギーロスが発生します。そのエネルギーロスは熱となり受変電設備の中の温度を上げます。設備の中の温度が高まると設備の稼働率が低下し、不具合を起こしたり、さらなるロスを生む原因ともなります。熱のこもりを無くすために、換気扇の設置などで対策することが望まれます。

錆び対策

錆び対策錆び対策

受変電設備の外枠は主に鉄製です。また内部も大半が鉄製ですから、経年劣化により錆が発生すると脆くなります。結果それが設備の故障の原因となってしまうのです。
錆び防止対策や、既に錆びてしまったものの対策は適宜必要となってきます。

小動物(ヘビ・ネズミ)進入対策

小動物(ヘビ・ネズミ)進入対策小動物(ヘビ・ネズミ)進入対策

ヘビ・ネズミといった生き物の侵入が設備の故障原因であることは決して少なくありません。侵入を許すとケーブルの外皮をかみちぎり、漏電の原因になります。また、その生き物自体が感電した場合は、事業所の電気を止めてしまい、大きな損害につながることがあります。

高調波対策

高調波対策高調波対策

電気を変圧させる過程で発生する高調波と呼ばれる細かい波形は、電気の周波数に歪みをもたらし、設備の稼働に影響を与えることがあります。

また、高調波が起因し、エネルギーロスや発熱を引き起こします。この高調波対策を行うことで、設備の適正稼働を実現させることができます。

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